
春は暖かくなり、身体を動かす活動が増える季節ですが、実は「ぎっくり腰(急性腰痛症)」のリスクが高まる季節でもあります。
ちょっとした動作で、急に腰に激痛が走ったなどの症状の方が増えてきています。重症の場合、日常生活に支障をきたすこともあります。
今回は、春に「ぎっくり腰」が増える理由や予防・対処について紹介していきます。
なぜ、春はぎっくり腰が多いのか
春(3月~5月)は寒暖差で筋肉が硬くなりやすく、新生活の疲労や運動不足が重なるため、ぎっくり腰(急性腰痛症)が多発しやすい時期となります。特に朝の冷え込みや、くしゃみ、中腰動作が引き金となります。
●寒暖差により筋肉が硬くなる
春は日中は暖かいものの、朝晩は冷え込み寒暖差が大きくなるのが特徴です。気温差で筋肉がおわばりやすくなり、ちょっとした動作でも腰に強い負担がかかり、ぎっくり腰を引き起こすことがあります。
また、寒さにより血管が圧迫されて血流が悪くなります。
●冬の運動不足と急な活動量
冬の間は運動量が減り、体を動かす機会が減りやすい傾向です。その結果、腰を支える筋肉が弱まります。暖かくなり、その状態で急に運動量を増やすと、腰に負担がかかりぎっくり腰を引き起こすことがあります。
●環境の変化によるストレス
春は環境の変化が多い季節です。新学期、新生活、引っ越しや転職など、生活が大きく変わる方も多いです。緊張やストレスが自律神経のバランスが乱れて、筋肉の緊張を引き起こし、腰痛の原因となります。
●アレルギーのくしゃみ
春になると緑が増えてきて、気持ち良い季節ですが、様々な花粉が飛び繰り返しくしゃみが出ることがあります。くしゃみは一瞬で強い力が入り、腰に急激な負担がかかることにより、ぎっくり腰を引き起こすことがあります。
春のぎっくり腰の予防と対策
1、身体を温める
お風呂にゆっくりと浸かり身体の芯がしっかり温める。
温めることにより、筋肉のこわばりが緩和されぎっくり腰の予防に繋がります。

2、寒暖差対策
毎日天気予報をチェックして、一枚羽織るものを持ち歩き身体を冷やさないようにしましょう。

3、朝のストレッチ
朝は一日の中で一番筋肉が硬くなっている状態のため、軽くストレッチをしてから動作をすることで、ぎっくり腰発症の予防になります。

4、正しい姿勢を意識する
デスクワークやスマホの長時間使用は腰に負担をかけることになります。
椅子に座るときは、椅子に深く座り、背筋を伸ばすようにし、骨盤を立てるイメージで座りましょう。

5、重たい荷物を持ち上げる時は注意
春は引っ越しなどで荷物を持ち上げる機会が増えます。荷物を持ち上げる時は腰だけを曲げて持ち上げることはとても危険です。しっかり膝を曲げて下半身を使い腰にあまり負担がかからないように持ち上げましょう。

ぎっくり腰になってしまったら
どれだけ気をつけていても、突然ぎっくり腰になることはあります。万が一、ぎっくり腰になってしまった時の対処法を紹介します。
1、慌てずまずは安静にする
腰に激痛が走ったら、無理に動かず、自分のタイミングでその場で楽な姿勢になりましょう。
痛みが強いと呼吸が荒くなってしまうので、ゆっくり呼吸を整えましょう。
コルセットを持っている場合は、着用して少しでも腰に負担がかからないようにしましょう。
2、炎症を抑えるために冷やす
ぎっくり腰は、筋肉や関節に炎症を起こします。発症から24時間~48時間は患部を冷やし、炎症を抑えることが重要です。
3、温める
炎症が落ち着いた2日~3日後からは、患部を温めて血流を良くしましょう。
4、少しず動かす
発症して1~2日間は、無理に動かさないようにしましょう。3日ほど経って少し痛みが落ち着いてきたら、無理のない範囲で少しずつ動かして日常生活に戻ることが大切です。長期の寝たきりは、かえって回復を遅らせてしまうことがあります。
春はぎっくり腰が起こりやすい時期ですが、日常の生活で少し気をつけたり、習慣にすることで予防することがでできます。万が一発症した場合は、早期に適切な対処法をとるこによって、早く回復することができます。


