産後の骨盤矯正はいつからやっていいのか?

出産後、「骨盤が広まったまま戻らない」「腰やお尻まわりの痛みがとれない」「体重がなかなか減らない」でお悩みの方は少なくありません。また、「いつから骨盤矯正をやってもいいのか?」と迷う方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は産後の骨盤矯正のタイミングと効果についてお話ししていきます。

妊娠中から骨盤はどう変化するのか?

妊娠中は「リラキシン」というホルモンが出ます。このホルモンは骨と骨をつなぐ靭帯をゆるめる働きがあります。それは、赤ちゃんが出産時に通りやすいように、骨盤を広げるための自然現象です。

産後の骨盤はどうなっているのか?

産後の骨盤は、赤ちゃんを産むために大きく開き、骨盤を支える靭帯がゆるんで非常に不安定な状態です。ホルモンの影響で約6ヶ月かけてゆっくり元の状態に戻ろうとします。この期間は骨盤が歪みやすく、腰痛やお尻まわりの痛みの原因になることがあります。 
産後はホルモンの分泌がおさまり、徐々に骨盤は自然に元の位置へ戻っていきます。

●産後直後~1ヶ月・・・関節が最もゆるくグラグラしています。恥骨結合などが開き、靭帯も伸びきっているため、腰痛や恥骨痛が起きやすい。

●産後1ヶ月~2ヶ月・・・骨盤が徐々に締まり始めるが、まわりの筋肉(インナーマッスル)が低下しているため、骨盤がゆがみやすい

産後2ヶ月~6ヶ月・・・骨盤が安定してくる時期の目安になります。この時期は骨盤が動きやすく、ケア次第で良い状態に戻しやすいといわれています。

放っておくとどうなるの?

出産によって開いた骨盤がそのままの状態で放置されると、様々な不調の原因になります。

体重・体型が戻らない
内臓が下がり下腹がぽっこり出る原因にもなります。また、基礎代謝が下がり、体重がなかなか減らないことがあります。骨盤が開いていることにより、お尻の横が広がりスタイルが崩れて元の体型に戻りづらくなる
歪んだ骨盤を矯正することにより、血流の改善や新陳代謝も高まり産後太りの解消が期待できます。


腰痛・肩こり・股関節の痛みの原因
赤ちゃんを抱っこする日々が続くため、骨盤が歪んでいると全身のバランスが崩れ、腰や肩、股関節への負担が大きくなります。また、育児が忙しくなり自分の身体のことが後回しになりがちになり、慢性的な痛みが出やすくなってしまいます。
歪んだ骨盤を矯正することで、身体全体のバランスがとれるようになります。



尿漏れ
出産で骨盤が開くと、骨盤底筋群が緩んでしまいます。骨盤底筋群は骨盤の下部にある筋肉で、その筋肉が緩むと排尿のコントロールが難しくなり尿漏れを起こしやすくなります。
骨盤を矯正することで、骨盤底筋の緩みも改善され、尿漏れの解消に繋がります。

いつ頃から骨盤矯正をするのが効果的か

産後の骨盤矯正は、産後1ヶ月健診で医師から身体の回復に問題がないと許可をもらってから始めるのが目安となります。最も効果的に骨盤を整えられるのは産後2ヶ月~6ヶ月とされています。あくまで体調と相談して体調のよい時からスタートしましょう。
また、帝王切開で出産された方は、傷の回復具合や腹筋へのダメージが個人差があるので、自己判断せず、必ず担当医に相談してから始めましょう。

効果が安定するまでの目安

骨盤矯正の効果を実感できるまでの期間は個人差がありますが、一般的には3ヶ月から半年と言われています。それは、骨盤周りの筋肉や靭帯の柔軟性の回復や、骨盤が安定するまで時間がかかるからです。