
年末年始の長期休みも終わり、通常の生活に戻っている方が多いことでしょう。しかし、「しっかり休んだはずなのに体がだるい」「仕事モードになかなか切り替わらない」「集中力が続かない」などの症状がある方はいませんか?これは「正月病」かもしれません。特に、1月下旬は体調を崩しやすい時期です。
正月病とは?
「正月病」とは、年末年始の休暇中の生活リズムの乱れ、暴飲暴食、イベントごとなどが多く、休暇明けに起こる身体の不調のことです。また、寒さや日照時間の減少など、気候も体調に影響を与えることもあります。
正月病の原因
・暴飲暴食
年末年始はクリスマスや忘年会・新年会など会食の機会が普段より増える時期です。アルコールや高カロリー、糖質や脂質の多い食事が続くと、胃腸に負担がかかります。食べ過ぎや飲みすぎによる消化器系の不調が出てきます。
・睡眠リズムの乱れ
年末年始は夜更かししがちになり、就寝・起床時間が不規則になることで体内時計が乱れてしまい、夜になかなか寝付けない、昼間に眠くなるなどの睡眠トラブルが起こりやすくなります。6割の方が正月明けに「睡眠の不調」を感じると言われています。
・栄養の偏り
年末年始の会食では、脂質や塩分を摂りすぎてしまうことが多いです。また、おせち料理にも塩分が強いものが多く、野菜が不足しやすくなります。野菜不足などにより身体にとって必要な栄養素が不足すると、身体の不調が現れやすくなります。
・寒さ・日照不足
冬は日照時間が短く、太陽を浴びる時間が減少します。太陽の光を浴びることで分泌される「セロトニン」という神経伝達物質が不足しやすくなります。「セロトニン」が不足すると気分の落ち込みや集中力が低下するなどの症状が現れます。
また、寒さによって血流が悪くなり、筋肉のこわばりや冷え、肩こりが生じます。
室内と室外の寒暖差が激しいと自律神経が乱れ、疲れや倦怠感など生じることもあります。
正月病の症状
正月疲れの主な症状には以下のようなものがあります。
・朝起きても疲れがとれない
・集中力や意欲の低下
・肩こり、頭痛、全身の倦怠感
・気分の落ち込みやイライラ
・胃もたれや便秘、下痢などの消化器系の症状
このような症状は一時的なことが多いですが、症状が長引く場合は「うつ病」「自律神経失調症」などの病気が隠れている可能性があります。症状が長引く場合は、医療機関の受診をおすすめします。
正月病を回復するには
1、生活リズムを整える
体内時計をリセットするためには、朝起きたら太陽の光を浴びることです。
また、就寝や起床時間を一定にすることで睡眠の質を改善できます。

2、規則正しい食事
毎日同じ時間帯に食事を摂るようにしましょう。疲労感がたまっている時は、ビタミンB・カルシウム・鉄分を多く含む食事を摂ることをおすすめします。

3、軽い運動やストレッチ
ウォーキングやストレッチなど、軽い運動は血流を促進し、自律神経のバランスを整える効果があります。1日15分~30分のウォーキングは代謝を高め、疲労回復にも効果的です。

4、湯舟にしっかり浸かる
38℃~40℃程度のぬるま湯にゆっくり浸かり、血行をよくすることが心身のリラックスにつながります。面倒だからシャワーで済ませることが多いという方は、ぜひ入浴を取り入れてみましょう。

まとめ
「正月病」は誰にでも起こり得る一時的な身体の不調ですが、放置すると日常生活に影響を及ぼす可能性があります。生活リズムの乱れが主な原因となるため、できるだけ早めに生活リズムを整えて新しい1年を健やかに過ごせるようにしましょう。


